2013年07月03日

親権の判断基準

こんにちは。

「夫婦問題きちんと塾」
La・フロコリールの貞松綾子です。

離婚する時、
「子どもの親権を取れるかどうか?」ということは、
とても気になることだと思います。

そこで今日は
夫婦間で協議がまとまらなかった場合に
裁判所が子どもの親権をどちらにするか決める際の
「5つの判断基準」
について考えてみたいと思います。

@現状優先の原則

子どもが生まれてから
子どもの監護を主にしていた方を親権者としたり、
今後子どもの生活環境が変わらない方を
親権者にしようとする考え方です。

これは、夫婦が離婚したとしても
子どもの生活環境はできるだけ変わらないほうが望ましい
という配慮からで、
親権者の判断基準の中で最も重要な原則です。

A母性優先の原則

子ども、特に乳幼児には母親が必要であるという考え方です。

母親が専業主婦で収入がないという場合でも、
経済的能力の格差については、
男性が養育費を支払えば良いというのが裁判所の考え方なので、
母性優先の原則を覆すものとはなりません。

B兄弟姉妹不分離の原則

兄弟姉妹はできる限り一緒に生活する方が望ましいことから、
兄弟姉妹の親権をまとめて
父母のどちらかに決めるという考え方です。

ただし、これは他の原則よりはやや緩和されており、
必ずしも守らなければならないわけではありません。

C子どもの意思尊重の原則

法律上は15才以上の子どもの親権を決める際には、
子どもの意見を聞かなければならないとされており、
子どもが希望する方が親権者となります。

また10才以上の子どもについては、
その意見を聞いて親権者を定めるのが実務の運用となっています。

よって10才以上の子どもについては、
よほどの事情がない限り子の意思によって
親権者が決まることになります。

D監護能力の優劣

父母のどちらがより子どもの日常的な世話をすることができるか
ということが重視されます。

家庭裁判所の調査官が実際に家を訪れ、
調査することになります。


以上のような判断基準を元に、
それぞれの事情について家庭裁判所が調査を行って
判断することになります。


最後に・・・

子供を引き取れるようになったとしても、
離婚は子どものこれからの人格形成や
子どもの将来に大きく影響してきます。

だから
離婚で精神的経済的に大変になったとしても、
子どもの心のケアも十分に考えることが
親としての責任ではないかと思うのです。

離婚という人生の選択が、
あなたにとっても子どもにとっても、
新たな幸せな人生のスタートとなるよう、
しっかり生きていってくださいね。

福岡 夫婦問題 離婚 相談
posted by 福岡の「女性のための夫婦問題きちんと塾」 at 11:03| ├ 親権

2013年07月02日

親権問題

こんにちは。

「夫婦問題きちんと塾」
La・フロコリールの貞松綾子です。

離婚する際に決めておかなければならない
問題のひとつに「親権」があります。 

また
それ以外にも夫婦の間に
未成年の子供がいる場合には、
子供の将来のことを考えて
夫婦間で決めておかなければ
ならないことがあります。

例えば・・・

〇どちらが子供を引き取って育てるのか?
(親権・監護権の問題)

〇どちらが子供の財産を管理するのか?
(親権の問題)

〇子供の養育費の額や支払方法はどうなるのか?
(養育費の問題)

〇離婚後に子供と離れて暮らす親が子供に会う方法は?
(面会交流の問題)

〇子供の戸籍や氏をどうするのか?
(子供の氏変更の問題) 

などです。

これらの中で
「親権」については「離婚時」
必ず決めておかなければ
離婚をすることができません。


そして
「親権」は
@身上監護権とA財産管理権
に分けられています。

@身上監護権とは
子供の日常生活の面倒をみたり、
しつけや教育を受けさせたりする権利です。

A財産管理権とは
子供に財産がある場合には財産の管理をし、
子供に代わって契約や訴訟などの
法律行為をする権利です。

離婚する際に夫と親権で争う場合には、
「身上監護権」を親権から切り離して、
親権者とは別に「監護者」を定める
こともできます。


そして親権者になれなくても、
監護者になれば
子供と一緒に生活することが可能です。

また
親権者は、通常父母の協議で決めますが、
協議がまとまらない場合は
裁判所が決めることになります。

その際
最も重視されるのが
「子の福祉」と「子の利益」で、
「どうすることが子供にとって一番幸せか」
という基準で判断されることになります。

具体的には
子供の年齢が高い場合は子供の意思、
父母の生活状況、
子供に対する愛情の度合い、
監護補助者の有無

等の要素を考慮して、

子供にとってどちらが親権者となるのがいいか
という観点から定められることになります。

離婚は夫婦関係解消の問題ですが、
親子関係解消の問題ではありません。

親として、子供にとって
どうしてやるのが一番よいのか、
その視点から考えることが大切です。(^^)

夫婦問題 離婚 福岡
posted by 福岡の「女性のための夫婦問題きちんと塾」 at 14:24| ├ 親権